|
サンフランシスコ(ロイター) おもちゃの円盤遊具を速く、真っすぐ飛ぶよう開発を続け、現在の「フリスビー」を誕生させたエド・ヘドリックさんが12日未明、米カリフォルニア州の自宅で死去した。78歳だった。息子のケンさんが13日付の地元紙サンタクルス・カウンティー・センティネルに明らかにした。遺灰は、円盤型に流し込んで、フリスビーにして遺族らに配られるほか、美術館に寄贈したり、販売して、今後のフリスビー発展の資金に充てるという。
ヘドリックさんは高血圧で、先月マイアミで催されたプロフェッショナル・ディスク・ゴルフ協会のアマチュア世界大会を訪問中に発作を起こし、医者の指示のもと自宅に戻っていた。ヘドリックさんは国際フリスビー協会を設立するなど、スポーツとしてのフリスビー普及に大きな役割を果たしてきた。円盤遊具は19世紀後半からエール大学の学生たちによって遊ばれていたとされている。当時はふちが金属でできていたが、第2次世界大戦後にプラスチック製に開発された。その後、米がん具会社ワムオーに勤務していたヘドリックさんが、空気力学をもとに円盤の形を改良、現在のフリスビーを誕生させた。1966年には特許を取得した。
ヘドリックさんは昨年、同紙のインタビューに対し、フリスビーは最も簡単な、最も成功を収めたおもちゃだと指摘。「美しく飛ぶフリスビーは何らかの力を持っていると思う」と語っていた。
・・・ひょんなことから関わることになったフライングディスク。学生はすぐうまくなるが(人によりけりだが)、私は停滞したままだ。ご冥福を。
|
|