書込(管理人専用) ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃ホーム  
5 / 5 ツリー ←次へ

残しておきたい生命科学ニュース 管理人 02/2/1(金) 9:59
┣ 職業ランキング、「最高」は生物学者 管理人 02/7/14(日) 23:44
┣ 活性酸素関与の難病治療に期待 管理人 04/12/21(火) 23:50
┣ 老化に活性酸素関与せず 日米チーム、従来の説否定 管理人 05/7/15(金) 6:45
┣ 注射なしのインスリン登場 粉末を吸入、欧米で認可 管理人 06/1/28(土) 12:03
┣ ゴルジ体:仕組み解明、細胞生物学論争に決着 理研... 管理人 06/5/15(月) 5:00
┗ インスリンが脳の「学習」に関与 東大助教授ら発表 管理人 06/9/7(木) 21:06

残しておきたい生命科学ニュース
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 02/2/1(金) 9:59 -

引用なし
   地球にない生命体、作れる可能性…理研が成功

細菌から人間まで地球の生命体がほぼ共通に使っている生命活動の言葉「遺伝暗号」とは全く別の言葉を作りだし、生物の細胞内で起きているのと極めて似た反応を起こすことに、理化学研究所の平尾一郎チームリーダーたちが世界で初めて成功した。研究が進めば地球上にいる生物とは違った生命系統を作り出せる可能性もあり、今後波紋を広げそうだ。米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジー2月号に掲載される。

生命の設計図とされる遺伝情報は、4種類の化学物質(塩基)A、T、C、Gで書かれている。たとえば人間の塩基の数は約30億個で、この並び方をもとに細胞内で生命活動を支えるたんぱく質ができる。並び方の単位は塩基3つからなる遺伝暗号。それぞれに対応して、たんぱく質の部品(アミノ酸)の種類が決まる。ただ暗号の種類が限られているため現存生物が使うアミノ酸は20種類。平尾さんたちは、人工的な塩基としてS、Yを合成し、これに従来の塩基をつなげて新たな遺伝暗号を作り、細胞の中と似た状態にした試験管の中で、通常の生物は使わないクロロチロシンというアミノ酸を持ったたんぱく質を合成させることに成功した。

天然には存在しないたんぱく質を作る新たな手法となるほか、なぜ地球の生命体がA、T、C、Gという塩基だけを使っているのかという究極のなぞ解明に役立つ可能性もあり、三浦謹一郎・東大名誉教授は「人工塩基を働かせて現存の生命とは違う生物を作り出すことを可能にする研究で興味深い。人間には応用しないなど倫理的な配慮も必要だろう」と話している。(読売新聞)

職業ランキング、「最高」は生物学者
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 02/7/14(日) 23:44 -

引用なし
   ストレスの大きさでは大統領が最悪

【ニューヨーク10日=共同】米国人にとっての「最高の職業」は生物学者で、最もストレスがたまるのは米大統領−。米出版社バリケード・ブックスが10日発表した職業ランキング最新版で、こんな結果が出た。同社は米労働省や各業界団体の統計、個人への聞き取り調査などを基に収入、ストレス、将来性や職場環境など6分野で1位から250位までを選んだ。

総合評価の結果、ヒトゲノム解読などで注目され、比較的高収入の生物学研究者がトップ。2位以下は保険料率などを算出する保険計理人、ファイナンシャルプランナー、会計士など。収入によるランキングなら平均年収460万ドル(約5億9千万円)のプロバスケットボール、NBA選手が断然首位で、2位の大リーガー(同195万ドル)、3位のプロフットボール、NFL選手(同183万ドル)を引き離した。ストレスの大きさでは米大統領が最悪で、消防士、企業トップが続いた。


・・・「生物」はいいらしい。

活性酸素関与の難病治療に期待
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 04/12/21(火) 23:50 -

引用なし
   活性酸素関与の難病治療に期待「PC‐SODの前期PII開始へ」
LTTバイオファーマ 

LTTバイオファーマ(東京都港区、社長稲垣哲也氏)は、同社が開発を進めているDDS(薬物送達システム)技術を用いた「PC‐SOD」(レシチン誘導体を共有結合させたスーパーオキシドジスムターゼ)の前期第II相試験を来年からスタートさせる。同社は、9日に医薬品医療機器総合機構に治験計画届出書を提出。同機構の「医薬品・医療機器実用化研究支援事業」(委託事業)の2004年度の研究テーマに採択され、07年3月末までに1億2500万円の研究開発支援を受けることも決まった。この資金支援を利用して、慶應義塾大学医学部消化器内科の日比紀文教授を中心に、臨床試験を行う予定。

活性酸素が関わる多くの難病に対して治療効果が大きいとされるSODは、“夢の薬”と世界的に期待されてきたが、実用化されていない。PC‐SODは、活性酸素(スーパーオキシドアニオン)を生体内で消去する酵素(スーパーオキシドジスムターゼ、SOD)にレシチン誘導体分子を共有結合させたタンパク医薬製剤。適応症は、臨床上、活性酸素が病因に大きく関係すると考えられている抗癌剤誘発心筋症、くも膜下出血後の攣縮、潰瘍性大腸炎、加齢黄斑変性症等が考えられ、同社では基礎研究に着手している。

日本では第I相臨床試験(単回投与並びに反復投与)を終了し、潰瘍性大腸炎を対象とした前期第II相臨床試験を来年から開始する予定。海外では、オランダで第I相臨床試験を終了し、オランダ・ライデン大学で、乳癌患者治療時のドキソルビシン誘発心筋症を対象とした前期第II相臨床試験を2003年9月から実施している。 薬事日報 2004.12.20

老化に活性酸素関与せず 日米チーム、従来の説否定
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 05/7/15(金) 6:45 -

引用なし
   老化の有力な原因の一つとされてきた「活性酸素」が、実は老化に関与していなかったとの研究結果を、東大食品工学研究室の染谷慎一(そめや・しんいち)特任教員らと米ウィスコンシン大、フロリダ大のチームがまとめた。チームはさらに、細胞内小器官「ミトコンドリア」にあるDNAの損傷蓄積が老化の一因となるメカニズムを解明。15日付の米科学誌サイエンスに発表した。

活性酸素は、体を酸化させ、遺伝子や細胞膜を傷付ける有害物質とされる。従来、活性酸素がミトコンドリアを攻撃して老化を促すと考えられていた。その働きを抑える抗酸化効果をうたった健康補助食品などが市場をにぎわせている。

染谷特任教員は「マウスを使った実験で、活性酸素がミトコンドリアに障害を与えているとの見方が否定された。新たなメカニズム解明は、老化の抑制方法開発につながる」と話している。

室蘭民報 2005.07.15

注射なしのインスリン登場 粉末を吸入、欧米で認可
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 06/1/28(土) 12:03 -

引用なし
    米食品医薬品局(FDA)は27日、米医薬品大手ファイザーの吸入式インスリン「エクスベラ」の販売を認可した。

欧州委員会も26日に認可済み。注射をせずに体内に入れられるインスリン製剤は世界初で、糖尿病患者の治療の選択肢を広げる手段となる。米国では今年半ばまでに販売が始まる見通しだ。エクスベラは遺伝子組み換え技術で製造されたヒトのインスリンの粉末。眼鏡ケース大の専用吸入器を使って口から吸い込む。効果が表れるのが早いため、即効型のインスリン注射の代わりになるが、作用が遅いタイプのインスリンも必要な患者は注射と併用になる。

ロイター通信によると、インスリン注射をしている患者は米国だけで500万人以上。ファイザーは「注射が嫌でインスリン治療を遅らせ、合併症の危険に直面している人も多い」と説明、吸入式はそうした人への朗報だとしている。糖尿病は人口の高齢化などのため急増中。世界保健機関(WHO)は、2000年に約1億7000万人だった世界の患者数が30年には3億7000万人近くに倍増すると推定している。Sankei Shimbun(共同)

ゴルジ体:仕組み解明、細胞生物学論争に決着 理...
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 06/5/15(月) 5:00 -

引用なし
   細胞内でたんぱく質を加工したり、たんぱく質の行き先を振り分けている小器官「ゴルジ体」が働く仕組みを、理化学研究所などの研究チームが解明した。仕組みを説明するモデルは2説あったが、横河電機などと共同開発した新型レーザー顕微鏡で生きた細胞を実際に観察し、細胞生物学の十数年にわたる論争に決着を付けた。英科学誌「ネイチャー」の電子版に14日発表した。

ゴルジ体は平たい袋状の膜が重なった構造をしている。細胞の中で作られたたんぱく質は、この膜の中で糖や脂質を付加され、機能に応じて細胞内外に送り分けられる。研究チームは、酵母のゴルジ体で働く酵素を赤や緑の蛍光物質で染め、新型顕微鏡で観察した。

その結果、働く酵素の種類に応じて膜の性質が変化し、たんぱく質に作用することが分かった。変化の過程で、膜同士の融合や分離が起きることも明らかになった。膜は安定した状態で存在し、たんぱく質がその間を移動する過程で糖などが付加されるとする説もあったが、今回の研究で否定された。新型顕微鏡は、生きた細胞に約1000本のレーザービームを当てる。100分の1秒ごとに100ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の解像度で撮影し、三次元動画にもできる。研究チームの中野明彦・理研主任研究員は「薬が細胞の中でどう働くかなど、新薬の開発や生命科学に幅広く応用できる」と話す。【須田桃子】毎日新聞 2006年5月15日

インスリンが脳の「学習」に関与 東大助教授ら発表
←back ↑menu ↑top forward→
 管理人 WEB  - 06/9/7(木) 21:06 -

引用なし
   脳で学習機能が働くには、体内で糖分の消費や貯蔵にかかわるインスリンが欠かせないらしいことを、飯野雄一・東京大助教授(行動遺伝学)らの研究グループが、動物実験で示した。7日付の米医学誌ニューロンで発表した。将来、認知症の治療などに役立つ可能性もあるという。

飯野さんらは、土の中で細菌を食べる体長1ミリほどの線虫が通常、細菌のいるところに多い食塩を、えさ探しの手がかりの一つにしていることに着目。えさの細菌なしに食塩だけを与え続けると、「学習」して食塩には寄りつかなくなることを確かめた。一方、遺伝子操作でインスリンを作れなくした線虫に同じ実験をすると、変わらず食塩に集まり続けた。どちらも学習に関係する中枢神経そのものは問題なく働いていることを確かめ、「学習に、インスリンが必要であることがわかった」とした。実験には、約10万匹の線虫を使ったという。

インスリンは、糖代謝を制御するホルモンの一種。人間では膵臓(すいぞう)でつくられ、血液を通じて全身に送られて筋肉などにぶどう糖を送り込む。分泌が悪くなると血糖値が上がり、糖尿病の原因となることが知られている。少量だが脳でも作られており、インスリンと結合する受容体も脳に広く存在している。 飯野さんは「今回の発見を糸口にして、人間の脳でのインスリンの働きが明らかになれば、将来、認知症や記憶障害などの治療に役立つ可能性があるのではないか」と言っている。 2006年09月07日 http://www.asahi.com/science/news/TKY200609070086.html

5 / 5 ツリー ←次へ
  書込(管理人専用) ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
9151
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.0.1) is Free