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記録しておきたいダイエット・ニュース 管理人 02/1/23(水) 7:53
┣ 「満腹ホルモン」発見 管理人 02/8/8(木) 11:44
┣ ダイエットで血管が増殖 リバウンド原因の可能性 管理人 02/8/21(水) 10:49
┣ 「やせの大食い」解明 体の脂肪を燃やすたんぱく質... 管理人 02/10/2(水) 11:36
┣ 米国の肥満人口6000万人に迫る 大人の31% 管理人 02/10/9(水) 15:55
┣ 運動せずホルモン注射で脂肪燃焼 東大グループ確認 管理人 02/10/9(水) 16:16
┣ 脂肪たまりやすいアジア人 「肥満指数」の基準改変 管理人 02/11/26(火) 0:33
┣ 縄跳び療法で国に賠償命令 「肥満児への配慮怠った」 管理人 02/12/20(金) 18:40
┣ Obese Young Adults Face Shorter Life Span 管理人 03/1/8(水) 16:46
┣ 肥満児は寿命が短い−−30年間の統計でわかる 管理人 03/1/22(水) 18:19
┣ 米国人の「食べ過ぎ」が判明 大学の研究報告書 管理人 03/1/22(水) 22:39
┣ 「ウエスト÷身長=0・5以上」は「隠れ肥満」 管理人 03/2/17(月) 6:14
┣ 「着るだけダイエット」が世界中で大反響 管理人 03/2/22(土) 17:11
┣ 肥満男性はIQが低い 管理人 03/3/6(木) 12:13
┣ 肥満の原因となる遺伝子変異、国際研究で裏付け 管理人 03/4/1(火) 23:13
┣ テレビ視聴時間の制限で肥満や糖尿病のリスク軽減 管理人 03/4/9(水) 19:45
┣ 米国民の肥満の代償は8兆円 管理人 04/1/25(日) 0:54
┣ 「ダイエットの神様」が肥満死(?) 管理人 04/6/11(金) 1:51
┣ 血流を阻害し脂肪細胞を死滅させる抗肥満薬 管理人 04/6/16(水) 7:45
┣ 本当はもっと恐ろしい肥満(1) 管理人 04/6/16(水) 7:57
┃┗ 本当はもっと恐ろしい肥満(2) 管理人 04/6/16(水) 7:58
┣ 脂肪吸引では病気減らせず 地道に減量をと米研究 管理人 04/6/17(木) 17:32
┣ フランス中高校、肥満対策で菓子・コーラ自販機設... 管理人 04/7/31(土) 15:23
┣ 肥満を嫌う風潮に異議を唱える集会 管理人 04/8/8(日) 9:31
┣ <早食い>肥満の元 管理人 04/8/23(月) 10:56
┣ 米国の肥満問題深刻、「個人の問題では済まず」 管理人 04/11/6(土) 22:28
┣ 米国人の体格、身長と体重ともに40年前から増大 管理人 04/11/6(土) 22:30
┣ 脂肪からインスリン似物質 管理人 04/12/17(金) 10:14
┣ 同じダイエット、1年続けば効果あり=米調査 管理人 05/1/5(水) 19:55
┣ 肥満治療への道に?内臓脂肪から食欲抑える信号解明 管理人 06/3/8(水) 10:10
┣ ワクチンで肥満防止、日米チームが動物実験に成功 管理人 06/8/1(火) 23:56
┣ 早食いは肥満のもと 名大グループ調査 管理人 06/8/13(日) 18:28
┣ 肥満学会 日本の研究者初受賞 管理人 06/9/4(月) 18:10
┣ 「肥満防止憲章」WHOと欧州など50国が採択 管理人 06/11/18(土) 10:08
┗ ディズニーが肥満対策 ポテトなくし健康食品へ 管理人 06/11/18(土) 10:10

記録しておきたいダイエット・ニュース
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 管理人  - 02/1/23(水) 7:53 -

引用なし
   http://www.asahi.com/life/health/kenko/020122c.html
バランス能力を鍛えながらダイエット効果もあるとして、竹馬に乗ってプールの中を歩く「水中竹馬」を、福井県清水町のふくい健康の森けんこうスポーツセンターが考案し、水中ウオーキング教室に取り入れている。地上より楽に竹馬に乗れるうえ、水の中では歩くことと比べ、1.5倍のエネルギーを消費できるという。

 始めたのは、大学院でスポーツ力学を専攻した同センター主査の東章弘さん(34)。竹馬に乗れない小学生がプールの中で練習したところ、上手になったという話を聞き、考えついたという。浮力と水の抵抗で姿勢が安定することに加え、転んでも安全という安心感があるためらしい。竹馬は強化プラスチック製の市販品を使い、足を乗せる場所にゴムサンダルを固定させて、水の中でも足の運びが楽になるよう工夫した。

 昨年4月から週に5回開いている水中ウオーキング教室(1回40分)では、10〜15分を水中竹馬にあてている。ゆっくり歩いても、歩幅が小さく、ピッチが増えるので、下半身の運動量は減らず、持久力がつく。さらに両手は竹馬を握ったままなので、腕の筋力も鍛えられる。

 受講者は毎回20人ほど。女性が多く、年齢層は若者から高齢者まで幅広い。軽快な音楽が流れる中、インストラクターの指導で、前進、後退、横歩き、その場でターン、さらにジャンプと、休みなく動き回る。受講者の一人は「水の中をただ歩くより変化があって楽しい。でも、けっこうきついので、気がついたらすごい運動量になっていた」。

 これまでの高齢者向けトレーニングは筋力、持久力アップが中心だったという。東さんは「バランス能力は年齢とともに衰え、年をとるほど転倒しやすくなる。水中竹馬は、筋力、持久力アップに加え、バランス能力の回復に最大の効果がある。子どものころに竹馬で遊んだことの多い中高年者には、入りやすいトレーニング法だと思う」と話している。

「満腹ホルモン」発見
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 管理人 WEB  - 02/8/8(木) 11:44 -

引用なし
   肥満防止薬の期待も 英グループ

肥満防止の切り札になるかもしれない「満腹ホルモン」を、英インペリアル・カレッジのスティーブン・ブルーム博士らのグループが見つけた。このホルモンを注射された人たちは、注射を受けていない人たちより食事の量が3割少なく、食欲の抑制効果は最長で12時間続いたという。8日発行の英科学誌ネイチャーに論文が掲載される。この物質はアミノ酸がつながった「ペプチドYY3−36」と呼ばれるもの。存在は知られていたが、食欲抑制ホルモンとしての作用を持つことは、今回明らかになった。

食事をすると腸の内壁にある細胞で作られ、これが血流によって脳の視床下部に達すると、食欲のスイッチを入れる神経の働きを抑えるらしい。 このホルモンと作用の似た薬を食前に服用すれば、食欲が減退して体重の増加を抑えられるはず、と研究グループは期待している。 (asahi.com)2002.8.8


・・・肥満を制御すると言われる物質はとても多い。このホルモンが「切り札」になるものなのかどうか、ウォッチしていきたい。

ダイエットで血管が増殖 リバウンド原因の可能性
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 管理人 WEB  - 02/8/21(水) 10:49 -

引用なし
   ダイエットをやめると、減量前より体重が増えたり、もとに戻ったりする「リバウンド」現象は、体脂肪中の血管増殖によって起きている可能性があることを、大阪市立大の石河修教授(産婦人科)らがウサギを使った実験で突き止めた。熊本市で開かれる日本産科婦人科栄養・代謝研究会で22日発表する。

脂肪の減少を食い止めようと、栄養補給のためにまず血管が増殖。食事量が戻ると、増殖した血管を通じてより多くの栄養が吸収されるようになり、太ると考えられるという。無理なダイエットをいさめる研究成果ともいえそうだ。(08/21 河北新報社)             
(当該HPのURLは右上の家マークをクリックしてください)


・・・脂肪細胞維持のため血管密度が増えるのはよく理解できる。痩せる過程でその血管はどうなっていくのだろうか。

「やせの大食い」解明 体の脂肪を燃やすたんぱく...
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 管理人 WEB  - 02/10/2(水) 11:36 -

引用なし
   実際に運動しなくても軽い運動をしたときと同じように体内の脂肪を燃やす役目をするたんぱく質が動物実験で分かった。このたんぱく質を多く作るネズミは「やせの大食い」になる。京都大大学院生命科学研究科の垣塚彰教授や大阪バイオサイエンス研究所のグループが3日から京都市で始まる日本肥満学会で発表する。肥満を楽に解消できる薬の開発につながりそうだ。

垣塚教授らが見つけたのは「ERRL1」というたんぱく質。遺伝子操作でこのたんぱく質を通常の約1.5倍持つERRL1ネズミと、普通のネズミを6匹ずつ高脂肪食を与えて7週間飼った。ERRL1ネズミは普通のネズミよりたくさん食べるのに体重は常に15〜25%少なく、脂肪組織も少ない「やせの大食い」だった。エネルギー消費量は安静時でも普通より2割以上多かった。

ERRL1ネズミは脂肪細胞が少ないため、そこから分泌されて食欲を抑えるホルモンの血中濃度が低く、これが大食いの原因と考えられる。ネズミの細胞で調べたところ、ERRL1は細胞内の核に「脂肪を燃やす酵素をたくさん作れ」という信号を伝えていた。

体内のERRL1を増やす刺激を探した結果、軽い運動が一番の刺激だとわかった。ネズミを分速15メートルで約2時間歩かせると、骨格筋を中心に通常の約1.5倍のERRL1が作られた。 垣塚教授は「なぜ運動が肥満防止に有効なのかがERRL1の働きでうまく説明できる。ERRL1を増やせば運動と同じ効果をもたらす。運動をせずにその効果が得られる肥満防止薬の開発も夢ではない」と話す。

(出典はHPマークをクリック)


・・・運動することは単なるERRL1発現のトリガーに過ぎない、というのだったらおもしろい。「運動すること」自体に意味を付与できるかどうか。逆に言って、意味意義を否定できない部分が存在するかどうか。それを見極めたいものだ。

米国の肥満人口6000万人に迫る 大人の31%
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 管理人 WEB  - 02/10/9(水) 15:55 -

引用なし
   日本より緩い基準でも、米国人の3人に1人は太りすぎ――。米厚生省が8日発表した最新の国民健康栄養調査で、米国の大人の肥満人口が6000万人に近づいていることが分かった。

99年から00年にかけて8000人を調査。体格指数(BMI=体重〈キログラム〉を身長〈メートル〉で2回割って算出)が30を超え、「肥満」と判定された大人は31%を占めた。ここ10年で10ポイント上昇し、総数は5900万人に達したと推定される。男女別では女性が33%と、男性の28%をやや上回っていた。中でも、アフリカ系の女性の場合、ほぼ半数の人でBMIが30を超えていた。6〜19歳は子供用の指標で判定。「肥満」の割合は15%(900万人)で、80年代の3倍に増えていた。乳幼児も10%が体重過剰だった。

トミー・トンプソン厚生長官は「わずか20年間で、肥満人口が2倍になってしまった。太りすぎは糖尿病や心臓病、脳卒中のリスクを高めるだけに、状況はきわめて深刻だ」と話している。日本ではBMI25以上が「肥満」。米国より肥満の基準が厳しい。01年の国民栄養調査では成人の約3割が肥満だった。

(asahi.com 2002.10.09)

運動せずホルモン注射で脂肪燃焼 東大グループ確認
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 管理人 WEB  - 02/10/9(水) 16:16 -

引用なし
   運動をしなくても、あるホルモンを注射すれば運動をしたのと同じように脂肪が燃やされることが動物実験で分かった。東京大の門脇孝・助教授(糖尿病代謝内科学)らのグループが7日付の米医学誌ネイチャーメディシン(オンライン版)に発表する。

このホルモンは、脂肪を蓄える脂肪細胞から出るアディポネクチン。

これをマウスに注射したところ、脂肪をつくる脂肪酸を燃やすのにかかわるAMPキナーゼという酵素の働きが活発化。筋肉や肝臓にある脂肪酸を燃やす効果があった。 この酵素は本来、運動することで活性化される。しかし、実験では運動とは関係なく活性化されたという。また、このホルモンは肝臓で糖をつくり出す働きを抑えることによって血糖値を下げる働きがあることも確認された。

糖尿病のなかで、肥満などが原因によるものは食事と運動によって体重をコントロールすることが重要になる。しかし、太っているため、ひざなどに負担がかかり、痛めて運動できない場合も少なくない。 門脇助教授は「アディポネクチンを飲み薬にできれば、糖尿病患者の治療薬として広く使える」と話している。

脂肪たまりやすいアジア人 「肥満指数」の基準改変
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 管理人  - 02/11/26(火) 0:33 -

引用なし
   バンコク(AP) 世界保健機関(WHO)が今年7月から、アジア系人種の「肥満」判定基準を厳しくしているのをご存知だろうか。アジア人は一般に体脂肪率が高く、身長と体重から算出する「肥満指数(BMI)」で正常と判定されても健康的とは言い切れないことがわかってきたためだ。BMIはWHOが1997年から採用している肥満度の判定方法。人種を問わず、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割って求めた数字が25を超えると「肥満」に分類されていた。

ところが最近、中国、韓国、インド、タイ、マレーシアなど、アジア十カ国を対象とした調査の結果、アジア人は白人に比べて体脂肪率が高いことが判明。白人を基準とした判定を一律に適用するのは誤りとの判断から、アジア人についてはBMI23以上を「肥満」とすることになった。同じ身長、体重でも、白人なら「正常」、アジア人だと「肥満」――と、別々の判定が下されることもあり得る。

アジア各地では確かに、BMIが25に達していなくても高血圧、糖尿病など肥満に関係する病気にかかる例が多数報告されている。香港では、BMIが23を超えると心臓病が急増するとの統計結果が出ている。アジア人の体脂肪率が高くなる原因はまだ解明されていない。飢餓に襲われることが多い土地も多いことから、進化の過程で体内に脂肪を蓄える仕組みが発達したとの説や、健康のために運動するという習慣がなく、肥満傾向を「富の象徴」ととらえる文化が影響しているとの説などがある。

CNN Webより 2002.11.24 Web posted at: 15:34 JST
- AP

縄跳び療法で国に賠償命令 「肥満児への配慮怠っ...
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 管理人 WEB  - 02/12/20(金) 18:40 -

引用なし
   肥満と脂肪肝の治療として国立療養所西奈良病院(奈良市)が行うよう指示した縄跳びでアキレスけんを傷めたとして、奈良市の少年(13)が病院を運営する国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、奈良地裁の樋口庄司裁判官は19日、原告側の主張を全面的に認め、請求通り約22万円を支払うよう国に命じた。

樋口裁判官は判決理由で「原告は片足跳びでは予想外の重量となるのに、医師らは方法や回数に配慮せず、状況を監視する注意義務を怠った過失がある」と述べた。判決によると、少年は2000年8月、肥満などのため同病院で診察を受け、担当医は縄跳びによる運動療法を指示。少年は10日間の体験入院中、縄跳びをした後、右足がアキレスけん炎になり、約1年間痛みが続いたとして、昨年7月提訴した。

福井新聞社 12月19日午後04時50分

Obese Young Adults Face Shorter Life Span
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 管理人 WEB  - 03/1/8(水) 16:46 -

引用なし
   Tue January 7, 2003 04:09 PM ET
CHICAGO (Reuters) -

Obesity can take years off your life, and the younger you are the more years you stand to lose, researchers said on Tuesday.
In the second such study in the space of a day, researchers from Johns Hopkins University School of Medicine in Baltimore compiled data from several U.S. mortality studies covering the past three decades and concluded an obese 20-year-old white man would lose 13 years of life.

"Our results confirm that obesity is a major public health problem that appears to lessen life expectancy markedly, especially among individuals in younger age groups," study author Kevin Fontaine wrote in this week's issue of the Journal of the American Medical Association."Our estimates of years of life lost due to obesity strongly support the public health recommendation for adults to avoid obesity," the report said.

The earlier study of 3,457 adults published on Monday in the Annals of Internal Medicine found obesity may shorten life expectancy by a magnitude similar to smoking among people who become obese by the age of 40.A person is obese when he or she weighs over 20 percent more than maximum healthy body weight.Obesity is known to stress the heart and result in higher rates of diseases such as diabetes.

The Johns Hopkins researchers said reduced life span projections were not as dire for overweight American blacks, who have higher rates of obesity than whites. But the findings related to obesity among blacks may be distorted by the studies' data limitations, said an editorial on the study published in the journal.Obesity, which the World Health Organization said was a growing global problem, affects about one in four American adults. Roughly two of three American adults are classified as overweight or obese, compared with one in four in the early 1960s, editorial writers JoAnn Manson and Shari Bassuk of Brigham and Women's Hospital and Harvard Medical School wrote.

The editorial said the study "exposes only a small fraction of the toll of obesity," citing the loss of quality of life among obese people who suffer higher rates of illness and disability.The National Heart, Lung and Blood Institute has a body mass index calculator and tables at http://nhlbisupport.com/bmi/bmicalc.htm.

肥満児は寿命が短い−−30年間の統計でわかる
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 管理人 WEB  - 03/1/22(水) 18:19 -

引用なし
   肥満児は寿命が短い−−30年間の統計でわかる
 
肥満はあなたの寿命を縮める、しかも肥満の年齢が若ければ若いほど短命である、とジョンズホプキンス大学(ボルチモア)の研究者が報告した。この研究は、1月8日発行の「米医師会雑誌(JAMA)」に掲載された。過去30年の米国における白人男性の寿命に関する研究報告数編を調べ直したところ、若いころ肥満だった人の寿命は、普通の人よりも短いことが、歴然とした。例えば、20歳までに肥満だった人の平均寿命は、一般の人の平均寿命よりも13年短かった。ここでいう肥満とは、BMI30以上の人のこと。BMIは、体重(キログラム)を身長(メ−トル)で2回割った値のことで、これが30以上が肥満と定義されている。

 なお、1月6日付けの「米内科学雑誌」(Annals of Internal Medicine )には3457人の成人を調べた結果、40歳までに肥満になった人は、寿命が明らかに短く、寿命短縮の程度は喫煙による短縮ほぼ同程度であった報告されている。[2003/01/22]

米国人の「食べ過ぎ」が判明 大学の研究報告書
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 管理人 WEB  - 03/1/22(水) 22:39 -

引用なし
   (CNN) 米国人の食事摂取カロリーが1977年から96年にかけて、すべての年代で増加する一方、運動量が減少しているため心臓疾患や糖尿病などにかかるリスクが増えていることが分かった。 ノースカロライナ大学環境衛生学部のバリー・ポプキン教授らの研究グループが調査したもので、米医学会誌の最新号に発表した。政府が過去20年間に実施した国民の食事動向調査を参考に、スナック、デザート、ソフトドリンクなどでの摂取量を比較対照した。また、外食、自宅内での食事にも分けて、調べた。

この結果、96年の食事1回当たりのカロリー量は77年に比べ、ハンバーガーで97キロカロリー、ポテトチップやポップコーンのようなスナックで93キロカロリー、ソフトドリンクで49キロカロリー、タコスのようなメキシコ料理で133キロカロリー増加していた。外食、自宅での食事に関係なく、ピザを除き、すべての食事の分量が増加している現状も判明した。年齢に関係なく、ファストフードなどレストランでの食事の機会が増大していることも分かった。自宅で食事する際の量が77年と比べて非常に増えており、ポプキン教授は「米国人が食べ過ぎなのは明白」と話している。 栄養学の専門家、リサ・ドレイヤー氏は、「外食が増え、その分量に慣れてしまい、自宅で食事するときもその量を食べてしまう」と背景要員を指摘している。1日10カロリーの余分な摂取は、年間約454グラムの体重増につながるとも述べた。

米疾病対策センター(CDC)によると、米国人の体形は食事量の増加と共に大きくなっており、およそ60%の米国人は太り過ぎで、その割合は増えているという。2003.01.22

「ウエスト÷身長=0・5以上」は「隠れ肥満」
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 管理人 WEB  - 03/2/17(月) 6:14 -

引用なし
   簡単な計算で肥満の程度や「隠れ肥満」がわかる、新しい肥満の指標を、虎の門病院と独協医大の研究チームが考案した。ウエストサイズを身長で割るだけのもので、値が0・5以上だと、生活習慣病の危険が高まるという。人間ドック受診者約8500人のデータ分析で実際に裏付けている。腹部の肥満を必ずしも十分に反映できていない体格指数(BMI)の弱点も補えるうえ、計算も簡単なことから、健診現場での普及が期待される。

体重を身長の2乗で割るBMIは、肥満の程度を示す国際的な尺度として日本肥満学会などでも取り入れ、健康診断の問診でも使われている。しかし、計算が面倒なうえ、一般の人には、なじみが薄い。身長、体重という全身データだけを計算に使うため、生活習慣病で特に問題になる、内臓周辺に脂肪がたまる「隠れ肥満」を見逃す恐れがあるとの指摘もあった。研究チームは、虎の門病院の人間ドック受診者のウエストサイズを1人ひとり測り、データを分析。男性の場合、ウエスト・身長比0・5未満と0・5以上で、生活習慣病の危険因子である高血糖の人は5・9%と10・5%、中性脂肪の高い人は13・4%と25・7%などとはっきり割合に差が出た。身長1メートル70センチでウエスト85センチなら、ちょうど比率は0・5。これ以上ウエストサイズが大きくならないように、と一般の人にも注意を喚起しやすい。(yomiuri.online 2003.2.16)

「着るだけダイエット」が世界中で大反響
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 管理人 WEB  - 03/2/22(土) 17:11 -

引用なし
   大手下着メーカーなどは、やせる効果があるという女性用下着を相次いで商品化、順調に売り上げを伸ばしている。食品、サプリメント、運動器具…などダイエット商品が花盛りのご時世。着るだけでダイエットできる下着が開発されるほど、OLたちの「やせたい!」願望はとどまるところを知らないようだ。グンゼは先月下旬、やせる効果があるという新ブランド「VIFA」のストッキングを発売。今月からキャミソールやショーツなどインナーの販売も開始した。繊維に付着させたグレープフルーツなど4種の香りや、素材に練り込んだカフェインを皮膚から吸収。「交感神経が活発化し、中性脂肪が燃焼する」のだという。

同社は初年度の販売目標をストッキング800万足(約42億円)、インナー60万枚(12億円)を見込み、「インナーなら家庭用洗濯機で約50回洗濯しても効果は持続する。OLを対象にした試着調査では、約65%にダイエット効果が期待できた」と話す。富士紡績も、脂肪の分解を促すとされるカフェインや、海藻エキスを繊維に付着させた女性用下着を昨秋から大手百貨店などで販売。「ワンダースリム」のブランド名で展開し、初年度3億円の販売を見込んでいる。開発の経緯について、同社は「一昨年、美肌効果が期待されるビタミンC配合の肌着を商品化したところ、好評を得た。そこで、『美』に対する女性の願望を追究。永遠のテーマである『やせる』下着の開発、商品化に踏み切りました」と説明する。

反響は国内だけでなく、世界にも広がった。「商品を取り上げた記事が英字で世界に配信され、各国の女性から問い合わせが殺到。英米など10カ国以上の女性から『どうやったら手に入るの』といった電話がかかっている」(同社)大手下着メーカー「ワコール」は昨年11月、世界12都市の女性の「美」に対する意識調査「世界女性のこころとからだ」をまとめた。それによると、東京の女性は体重、おなか、ウエストなど全12項目中、実に11項目で不満度が満足度を上回った。調査対象となったパリ、ニューヨークなど11都市の女性に比べ、東京の女性が体形に不満を持つ実態が浮き彫りに…。

服飾評論家は「日本ではファッション誌が多数発行され、誌面を飾るのは完璧なプロポーションを持つモデルばかり。『商品』として、スタイルを維持する女性を『現実』と錯覚し、『やせなければ…』という強迫観念に襲われるのではないか」と分析する。「やせたい!」と思い続けるニッポンの女性。「やせる」下着にも、いちるの望みを託すのだろうか。
ZAKZAK 2003/02/22

肥満男性はIQが低い
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 管理人 WEB  - 03/3/6(木) 12:13 -

引用なし
   http://www.biotoday.com/cgi-bin/biodatabase/database.cgi?cmd=dp&Tfile=Data&UserNum=&Pass=&AdminPass=&num=863

Framingham Heart Studyという臨床試験に参加した男女1400人の医療記録を調べたところ「肥満男性はIQが低い」とわかりました。この研究成果がボストン大学の研究者・Merrill Elias等によって2003年2月のInternational Journal of Obesity誌に発表されています。BMIが30以上だった肥満男性は平均23%知能が低下していました。知能が低いから体に良くないものを大量に食べて太ってしまうのか、それとも太ったため知能が低くなったのかは定かではありません。とにかく肥満は体にも良くないばかりか頭にも良くないようです。

元記事
Obese men 'have lower IQs'
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/2814417.stm

原著
Lower cognitive function in the presence of obesity and hypertension: the Framingham heart study. International Journal of Obesity (2003) 27, 260-268.

肥満の原因となる遺伝子変異、国際研究で裏付け
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 管理人 WEB  - 03/4/1(火) 23:13 -

引用なし
   肥満の原因となる遺伝子変異、国際研究で裏付け- AP
マサチューセッツ州ボストン――過食による肥満を「意志が弱いせい」と決めつけるのは間違い――スイスと米独の国際共同チームはこのほど、食欲の調節に関与しているとされる遺伝子の異常と過食傾向との関連を裏付ける研究を発表し、遺伝子が肥満の原因となり得ることをあらためて示した。チームでは、従来から肥満とのつながりが指摘されている「メラノコルチン4受容体(MC4R)」の遺伝子異常に注目。重度の肥満と判定された大人の白人469人を対象に、異常の有無と食事の取り方を調べ、結果を医学専門誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」の最新号に発表した。

それによると、MC4R遺伝子に異常が見つかったのは全体の5%で、その全員に過食の傾向がみられた。一方、残り95%のグループで過食傾向を示したのは14%にとどまった。MC4Rは視床下部に分布するタンパク質で、食欲を抑える作用に関わっている。遺伝子に異常があってこれが不足すると、いくら食べても満腹感を得られず、過食につながるとされる。研究チームによると、過食にはさまざまな遺伝的、環境的要因が考えられるが、MC4R遺伝子の異常によって起きるタイプは特に、食事制限や運動による治療が難しい。MC4Rに代わる効果を持つような薬の開発が急がれる。

研究チームの話では、検査で遺伝子に異常が見つかった対象者は「これで『意志が弱い』とのレッテルを返上できる」と、そろって安どの表情を見せたという。同誌にはこのほか、英国の研究チームが肥満の子ども500人を調べたところ、5%にMC4R遺伝子の異常が見つかったとの報告も掲載されている。遺伝子を調べた結果からその子どもが一食に食べる量を言い当てることができるほど、強い関連性がみられたという。2003.03.31

テレビ視聴時間の制限で肥満や糖尿病のリスク軽減
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 管理人 WEB  - 03/4/9(水) 19:45 -

引用なし
   4月9日 13:31  
テレビ視聴時間の制限で肥満や糖尿病のリスク軽減=米調査(ロイター)
 [ニューヨーク 8日 ロイター] 米医学協会誌の4月特集号に掲載された調査リポートによると、テレビ視聴時間を週10時間以下に制限し、1日30分のウォーキングといった適度な運動を心がければ、肥満や肥満と関連があるとされる糖尿病のリスクが抑制されることが明らかになった。

調査リポートを作成したハーバード大学のフランク・フー博士は、ニューヨークで記者会見し、「こうした結果は驚くべきものではないが、科学的に因果関係を示す統計が出るのはよいことだ。個人が、知らないうちにこうした危険にさらされている場合があると認識するのは、非常に重要だ」と語った。

リポートでは、1992─98年に5万277人の女性を追跡調査、年齢や喫煙の有無、運動レベルや食生活などを調整した数字として、テレビ視聴時間が1日に2時間増えると、肥満になる確率は23%、2型糖尿病にかかるリスクは14%高くなった。2型糖尿病は、米国の糖尿病の90%を占めており、インシュリン障害、肥満、高コレステロール、高血圧と関係があるとされる。2003.04.09
(C)Copyright ロイター・ジャパン

米国民の肥満の代償は8兆円
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 管理人 WEB  - 04/1/25(日) 0:54 -

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   アトランタ――米疾病対策センター(CDC)はこのほど、肥満が原因の症状治療などに米国で費やされる医療費は年間750億ドル(約8兆円)に上り、そのうち国庫負担は390億ドルにもなるとの報告をまとめた。23日発表の肥満専門誌に掲載される。CDCが非営利団体RTIインターナショナルと共同でまとめた報告によると、2型糖尿病や心臓疾患、一部のがんや胆嚢(たんのう)疾患など、過食や肥満が影響するとされる病気や症状の治療に全米で支払われる医療費は年間約750億ドル。政府系医療保険メディケアとメディケイドを通じて支払われるのは、そのうち390億ドルで、米国納税者1人あたりの負担は175ドルに上る。州レベルでは、医療関連予算の平均約5%が肥満治療に支払われており、最も少ないアリゾナ州では4%、最多のアラスカ州では6.7%に達する。肥満治療の医療保険負担額が最も多いのはカリフォルニア州の77億ドルで、最少はワイオミング州の8700万ドルだという。

トンプソン米厚生長官は「肥満はこの国にとって重大な医療問題になってしまった。研究報告の結果から、医療費負担ひとつをとってもこれがいかに深刻な課題かが明白になった」と述べた上で、「なによりも米国人にとって重大なのは、慢性病と若年死が肥満によって引き起こされるということだ」と指摘した。

CDCの1999―2000年統計によると、米国内の成人のうち64%が肥満あるいは太り気味だとされている。

世界保健機関(WHO)はこのほど、世界的な肥満対策として、各国政府が自国の食品会社に加工食品に入れる糖類や脂肪分の量を減らすよう通達すべきだとの提言をまとめたが、米政府はこれに反対。高カロリー食品が肥満の原因だとは認められないと主張したため、食品会社の権益保護を優先していると市民団体などから批判されている。

2004.01.24- CNN/AP

「ダイエットの神様」が肥満死(?)
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 管理人 WEB  - 04/6/11(金) 1:51 -

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   「ダイエットの神様」が肥満死(?)で戦々恐々のJ・ロペス (ゲンダイネット)


去年の4月に亡くなった1人の有名な医者の死が全米に大きな波紋を投げかけている。この医者は「ダイエットの神様」として知られるロバート・アトキンス博士(享年72)。それまでのダイエットに関する定説は「低脂肪・高炭水化物」。ところが、同博士が提唱したのは、それとは正反対の「高脂肪・低炭水化物」。脂肪をたっぷり取ってもやせられるというので、彼の著書は爆発的に売れ、現在でも「アトキンス・ダイエット」の信奉者は世界中で3000万人もいるとみられている。

アトキンス博士の死亡の原因は歩行中に転倒し、頭を強打したためだが、どうしたことか、最近になって、検視報告書がマスコミの一部に流れた。それによれば、死亡時の彼の体重は117キロに達していて、高血圧と心臓病を患っていたことが暴露されたのだ。「これを読んで死ぬほどビックリしたのはジェニファー・ロペス(33)。自分が後生大事に実践してきた食生活がデタラメだったのかと、パニックに陥っているといいます」(ロス在住の日本人ジャーナリスト)

博士の遺族は「病院に担ぎ込まれてから経管栄養を与えられたために体重が増えたのだ」と釈明したが、ロペスのショックは収まりそうもないとか。[ 2004年6月10日14時45分 ]

血流を阻害し脂肪細胞を死滅させる抗肥満薬
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 管理人 WEB  - 04/6/16(水) 7:45 -

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   Kristen Philipkoski
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040520305.html
 
2004年5月10日 2:00am PT  テキサス大学のMDアンダーソン・ガンセンターの研究チームが、太ったマウスをスマートで健康にする薬を発見した。人間にも、同じ効果を期待できるかもしれない。

研究チームは、肥満マウスに小さなタンパク質のかけらを注射すると、短期間で安全に標準体重に戻せることを発見した。ガンセンターが肥満に取り組んでいる理由は、ガン細胞と脂肪細胞には、血管を通して栄養補給をするという共通点があるからだ。テキサス州ヒューストンにあるMDアンダーソン・ガンセンターの研究チームは、肥満に対して、ガン治療と同じ方法を試してみた。体内の有害な組織が死ぬまで、血液の供給を止めるというアプローチだ。「われわれは、血管の生化学的特徴の違いを探そうと取り組んだ。そして、(脂肪細胞に)栄養を供給している血管を調べれば、腫瘍内の血管で何が起きているかについて重要な手がかりが得られるかもしれないという仮説を立てた」と、MDアンダーソンのガン研究者で、論文執筆者の一人でもあるワディ・アラプ教授は述べている。

研究開始後まもなく、ガン細胞に試していた方法が、脂肪細胞の血管にも有効だということが分かった。そこで研究チームは、とくに脂肪細胞の血管に付着して栄養の供給を妨げるペプチドを見つける作業に取りかかった。豊富なペプチド・ライブラリーからさまざまなペプチドを選び、マウスに注射したのだ。アラプ教授と、MDアンダーソン・ガンセンターで医学とガン生物学を専門としている妻のレナータ・パスクアリーニ教授は、1996年に動物実験でこの手法を初めて導入した。

実験によって有効なペプチドを特定したあと、両教授はマウスに大量の餌を与えて、6ヵ月間で体重を25グラムから50グラムに倍増させた(写真)。この肥満マウスの尻尾にそのペプチドを注射したところ、およそ1ヵ月後、マウスの体重は30%減少したという。いっぽう、脂肪細胞には無効なペプチドを注射した対照群のマウスは、有効なペプチドを注射したマウスと同じ餌を食べていたにもかかわらず、体重が増え続けたという。脂肪細胞の血管に付着するペプチドを注射したマウスは新陳代謝が高まった。さらに、運動能力と内臓の検査を行なったところ、以前より健康になっていることが分かった。「これらのマウスは実際に、やせたネズミと同じ状態に戻っていた」とアラプ教授は述べている。栄養補給を絶たれた脂肪細胞は、そのまま体内に吸収され、明確な副作用はなかったという。

次の段階は、ヒト以外の霊長類での試験だ。アラプ教授は、飼育環境では肥満する傾向のあるヒヒが適していると考えている。3年か5年後には、人間を対象とした臨床試験を予定しているという。副作用については、マウスでは認められなかったものの、人間でも同じかどうかは分からないとアラプ教授は述べている。

米国では、成人の65%が標準体重を超えており、30%以上が肥満だと言われている。現在、販売されている抗肥満薬としては、スイスに本社を持つF・ホフマン・ラ・ロシュ社製の『ゼニカル』(Xenical)がある。ゼニカルは、脂肪の吸収を妨げる効果を持っているため、「リパーゼ阻害薬」と呼ばれている。よく見られる副作用として下痢があり、米食品医薬品局(FDA)のガイドラインは、カウプ指数(BMI:体重(kg)/身長(m)の二乗)が30以上、あるいは高血圧、高コレステロール、心臓病、糖尿病などの健康上の問題を抱えている人は27以上の、肥満と診断された人だけに投与すべきだと定めている。英アリザイム社は、ゼニカルと類似した効果を持つ抗肥満薬について、FDA認可を受けるための最終試験を行なっている。同社によると、この薬を3ヵ月間服用した場合、ゼニカルと同様に体重が減少したが、深刻な胃腸障害のケースがゼニカルよりも90%少なかったという。

MDアンダーソン・ガンセンターの研究チームは、このような抗肥満薬とはまったく違うアプローチをとっている。同センターの薬は、脂肪細胞に栄養を補給する血管の働きだけを阻害するという、非常に限定された効果を持つため、副作用を軽減できる可能性がある。
「ゼニカルは基本的に、脂肪の吸収を阻害するものだ。(われわれのアプローチは)それとは違い、身体がエネルギーをもっと急速に燃やせるように手助けする方法だ。分子レベルでの脂肪吸引と言ってもいいだろう」と、同じくテキサス州ヒューストンにあるベイラー医科大学の医学と分子細胞生物学の教授で、この研究論文の執筆者の一人でもあるローレンス・チャン博士は語った。
[日本語版:鎌田真由子/湯田賢司]

本当はもっと恐ろしい肥満(1)
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 管理人 WEB  - 04/6/16(水) 7:57 -

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   本当はもっと恐ろしい肥満――脂肪が死を招く要因が次々と明らかに
AP通信
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040520304.html
 
2004年5月11日 2:11pm PT  脂肪の実態を調べる研究によって、肥満が死を招く要因について驚くべき知見が加わりつつある。明らかにされた重い事実、それはなんと、脂肪それ自体が健康に有害な働きをするというものだ。専門家たちはもう何十年も前から、太った人が早死にする傾向にあることを知っており、その理由は明白だと長い間考えてきた――余分な体重のせいで、心臓や他の臓器にひどく負担がかかるからに違いないと。

しかし、それは間違いだったようだ。贅(ぜい)肉の物理的負担は、たしかに関節炎や睡眠時無呼吸などの原因になるが、その程度のことは、現代人の体についた、かつてない量の油っぽく黄色い脂肪のかたまりが及ぼす複雑で隠れた悪影響に比べれば、些細なものでしかない。最近の一連の発見によって、脂肪を蓄積する細胞が、体のエネルギーバランスを微調整するさまざまなホルモンやその他の化学的な伝達物質を作り出していることがわかった。だが、脂肪で膨れあがった細胞から大量に分泌されると、それらの物質は多くの臓器を攻撃し、健康に悪影響を与えるようになるという。詳しいメカニズムはまだ解明途上だが、こうした生物学的な相互作用の異常が、心臓病や脳卒中、糖尿病、ガンなど、特に肥満の人に共通した疾病による死亡率を高めていることは間違いないと研究者たちは述べている。

「われわれはもはや、脂肪組織をただ黙って脂肪を蓄えておくだけの場所とは見ていない。体の他の部分に送る信号物質を盛んに製造している場所だ」と、コロンビア大学のルドルフ・ライベル博士は話す。脂肪が単なる不活発な贅肉以上の存在であることが初めて本格的に示唆されたのは、10年前にレプチンという物質が発見されたときだった。一見何もしないように見える脂肪が、食欲を制御するこの化学物質を作り出すことで自らを維持管理していることを知り、研究者たちは驚いた。今では、レジスチンやアディポネクチンなど、約25種類の信号物質が脂肪細胞によって作られることが判明しており、この先さらに多くが発見されることは間違いないとライベル博士は見ている。

米国立衛生研究所(NIH)に付属する糖尿病・消化器病・腎臓病研究所(NIDDK)の責任者、アレン・スピーゲル博士は、脂肪について次のように話す。「その正体や働きについての情報は急激に増えている。とてつもなく活動的な器官だ」。今や脂肪組織は最大の内分泌器官と認識され、それが体に占める割合は普通の体格の人でさえかなりのものだ。健康的な女性で身体の平均30%、男性では15%を脂肪が占める。これだけのエネルギーがあれば、人間は3ヵ月間何も食べなくとも生きていられる。

脂肪細胞の主な仕事は、摂りすぎたカロリーを脂肪として蓄積することだ。太ってくると、脂肪細胞が脂肪で膨れあがり、通常の大きさの3倍にもなる。太りすぎの人がなおも太り続れば、そうした脂肪細胞の上にさらに多くの脂肪細胞が層をなしていく。問題は大きくなりすぎた細胞が出す化学物質の量にあると、ルイジアナ州立大学のジョージ・ブレイ博士は語る。「大きくなった細胞は、小さかったときに比べ、すべての分泌物を多く出すようになる。そうした分泌物が増えることは、健康によくない」。そうした過剰な分泌物が人体にどう害を及ぼすのかを正確に知ろうと、多くの研究者が努力を続けている。詳細がわかれば、肥満の蔓延がもたらす本当の悲劇、肥満が健康に与える悪影響を解き明かすヒントとなり、おそらくは解決策の発見にもつながるだろう。

肥満は、米国人の寿命を縮める主な要因として喫煙のすぐあとにつけており、その割合も増加している。中程度に肥満した人の場合、平均寿命は普通の人より2〜5年短いという。重度の肥満の場合、寿命は5〜10年ほども短くなる。肥満がもたらす最大の脅威はなんといっても心疾患だ。体格指数(BMI)[体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値。22が標準]が30を超える人は、心臓病になる危険性が通常の3倍となる。専門家によれば、脂肪細胞が分泌する化学物質は、さまざまな形で心臓発作や心不全、心停止を引き起こす原因になるという。たとえば、体重過多が血圧を上げることは以前から知られている。かつて医師たちは、これは物理的な問題と考えた。余分な肉に栄養を送る(日本語版記事)ため何メートルか伸びた血管に血液を送り出すには力が必要というわけだ。

しかし今では、脂肪が高血圧を引き起こすのは、いくつかの化学的要因を通じて血管を狭くするためであることが判明している。たとえば脂肪は、強力に血管を収縮させる物質、アンギオテンシノーゲンを作り出す。同時に、交感神経も刺激するが、これも循環系を収縮させる。これらの作用はしかも、脂肪が及ぼす影響のほんの一端に過ぎないかもしれないのだ。「これは非常に複雑なシステムで、知れば知るほど複雑さが増していく」と、ニューヨークにある聖ルカ・ルーズベルト病院の肥満研究センター責任者、ザビアー・ピスンヤー博士は話す。膨らみすぎた脂肪細胞がもたらす明白な害の1つに、体内でのインシュリンの製造と使用への影響がある。インシュリンは、筋肉にエネルギーを燃焼し、脂肪細胞にエネルギーを蓄積するよう指令を出すホルモンだ。肥大した脂肪細胞は、血中に脂肪を漏出させることなどによって、インシュリンの作用を鈍らせる。そこで膵臓は、その埋め合わせをするために、より多くのインシュリンやその他のタンパク質を作らなければならなくなる。今では、インシュリン分泌量の増加――インシュリン抵抗と呼ばれる状態の一環――が特に有害であることが、研究者たちの間で認識されている。インシュリンの増加は、動脈壁に直接ダメージを与え、血管が詰まる原因となり得る。

漏れだした脂肪は心筋にも浸潤し、鬱血(うっけつ)性心不全を引き起こすことがある。本来の場所でないところに脂肪が蓄積することは、肝臓へのダメージも引き起こす。脂肪の蓄積は肝臓移植の理由としてB型肝炎に次いで多い。脂肪細胞が分泌するさまざまなタンパク質はまた、炎症の原因にもなる。特に動脈の硬化が始まった部分に壊滅的な作用を及ぼし、血管を破裂させて心臓発作や脳卒中を引き起こすことがある。これらの炎症性タンパク質や、成長ホルモンといった、脂肪に関係するその他の化学物質の働きは、肥満のもたらすさらに恐ろしい結果――ガンの発病――に関連があるとも考えられている。

本当はもっと恐ろしい肥満(2)
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 管理人 WEB  - 04/6/16(水) 7:58 -

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   つづき

「肥満は一部のガンの要因になっていることを示す決定的証拠があり、またその他多くのガンについても、その発病に関連しているという強力な証拠を得ている」と、米国ガン学会疫学研究部門の主任を務めるマイケル・サン博士は語る。米国ガン学会では、健康な体型を保つことによって、ガンで死亡する米国人が年間9万人減ると試算している。体重との関連性が最もはっきりしているものには、乳ガン、子宮ガン、結腸ガン、腎臓ガン、食道ガン、膵臓ガン、胆嚢ガンがある。

肥満が悪性腫瘍の原因になることを示す一番の例は、年配女性の乳ガンだ。閉経して卵巣が機能しなくなると、脂肪組織が女性ホルモンであるエストロゲンの主な作り手となる。それは同時に、乳房の腫瘍の成長を促すことにもなる。乳ガンと診断された場合、体重の重い女性ほど死亡率が高いと、ボストンにあるブリガム女性病院のミッシェル・ホームズ医師は話す。「おそらく、ガンがエストロゲンに依存しており、太っている女性の方がエストロゲンを多く持っているためだと考えられる」。ただし、心疾患やガンのような大病も、肥満がもたらす健康トラブルのごくごく一部に過ぎない。他にも、肥満の人は鬱病や胆石になりやすく、交通事故でも死亡率が高いという。メイヨー・クリニックのマイケル・ジェンセン医師はこう警告した。「肥満は、本当にさまざまな形で、人を死に追いやるのだ」[日本語版:藤原聡美/高橋朋子]

脂肪吸引では病気減らせず 地道に減量をと米研究
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 管理人 WEB  - 04/6/17(木) 17:32 -

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   【ワシントン16日共同】脂肪吸引手術でおなかの脂肪を大幅に減らしても糖尿病や心臓病の危険は減りません−−。こんな研究を米ワシントン大のグループが米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに16日、発表した。
 米国では成人の半数以上が太り過ぎで、年間に推定約40万件の脂肪吸引手術が行われている。腹部の脂肪の量は糖尿病などと関連があるとされ、まとまった量の脂肪を取り除けば病気の予防にも役立つのでは、との指摘もあったが「やはり地道に減量するしかない」と結論づけた。
 グループは、体重100キロ前後で高度の肥満と診断された女性計15人(うち糖尿病患者7人)の腹部から5・4−13・8キロの皮下脂肪を吸引する手術を実施。その後2カ月以上にわたり、インスリンに対する血糖値の反応や、コレステロール値、血圧など糖尿病や心臓病などに関連する十以上の検査を行ったが、手術前と比較して改善はみられなかった。URL=河北新報 2004年06月17日


脂肪吸引法にインスリンの働きや冠動脈心疾患の危険因子に対する効果はない
Absence of an Effect of Liposuction on Insulin Action and Risk Factors for Coronary Heart Disease S. Klein and others
N Engl J Med 2004; 350 : 2549 - 57

背景:脂肪吸引法は,肥満合併する代謝異常に対し,可能性のある治療法として提案されている.腹部肥満女性において,腹部の大量脂肪吸引が,冠動脈心疾患の代謝に関連する危険因子に与える効果を評価した.
方法:肥満女性 15 例において,腹部脂肪吸引前と吸引の 10〜12 週後に,肝臓,骨格筋,脂肪組織のインスリン感受性(グルコースクランプ法と同位体トレーサー法で評価),炎症性メディエータの濃度,およびその他の冠動脈心疾患の危険因子について評価した.女性 8 例は耐糖能が正常で(体格指数の平均 [±SD],35.1±2.4),7 例は 2 型糖尿病であった(体格指数 39.9±5.6).
結果:脂肪吸引法により,腹部の皮下脂肪組織量は,耐糖能が正常な被験者で 44%,糖尿病被験者で 28%減少した.脂肪は,経口ブドウ糖負荷試験で正常値を示す被験者で 9.1±3.7 kg(全脂肪量の 18±3%,P=0.002),2 型糖尿病被験者で 10.5±3.3 kg(全脂肪量の 19±2%,P<0.001)減少した.両群とも,脂肪吸引法によって,筋肉,肝臓,脂肪組織のインスリン感受性(それぞれ糖消失量の増加,糖新生の抑制,脂肪分解の抑制で評価)に有意な変化はみられず,C 反応性蛋白,インターロイキン 6,TNF-α,アディポネクチンの血漿濃度にも有意な変化はみられなかった.また,冠動脈心疾患の他の危険因子(血圧およびグルコース,インスリン,脂質の血漿濃度)に対する有意な作用も認められなかった.
結論: 腹部脂肪吸引法では,肥満に関連した代謝異常に有意な改善はみられない.脂肪組織量を減らすだけでは,体重減少でみられるような代謝面への利益は得られない.

フランス中高校、肥満対策で菓子・コーラ自販機設...
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 管理人 WEB  - 04/7/31(土) 15:23 -

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   【パリ=奥村茂三郎】フランス政府は9月の新学期から中学、高校でチョコバーやポテトチップスなどのスナック菓子やコーラ、ジュースなど清涼飲料の自動販売機の設置を禁止する。最近の仏政府の調査で10―11歳児の19.9%が太りすぎと判明するなど肥満の低年齢化が加速。国民医療費の拡大要因にもなりかねないため「食習慣の改善は若いときから」と対策に乗り出す。

仏上下両院の合同委員会で30日成立した公衆保健政策に関する法律に沿った措置。スナック菓子だけでなく果物も含む飲食物の有料販売を禁止する。これまでも小学校では認めていなかったが、中高に拡大する。経済協力開発機構(OECD)の最新の統計によると、成人人口に占める肥満者の割合は日本が3%で先進国中最も低い。フランスは1990年の6%から2000年に9%へ肥満者率が拡大。米国の31%や英国の22%に比べればはるかに低いものの、増加傾向に早めに歯止めを掛ける必要があると判断した。2004.7.31

肥満を嫌う風潮に異議を唱える集会
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 管理人 WEB  - 04/8/8(日) 9:31 -

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   アメリカ・ニューヨークで肥満を嫌う風潮に異議を唱える集会が行われる

アメリカで肥満が深刻な社会問題となっているが、ニューヨークで6日、肥満を嫌う風潮に異議を唱える集会が行われた。集会を開いたのは全米から集まったおよそ50人で、そのほとんどが標準体重以上の「肥満」と呼ばれる人々。ニューヨークの公園では、ダイエットのためではなく、「太っていることは悪いことではない」といった意見をアピールするための体操が行われている。

アメリカでは、国民の3人に1人が肥満といわれ、死因の2位となっているほか、関連医療費が年間12兆円相当に達するなど、経済にも大きな影響を与えている。
肥満に悩む人の中には、簡単にやせられると、胃を小さくする手術を受ける人もいて、その数は年間10万人にものぼっている。集会では、この手術について、過激な方法で副作用や後遺症もあると厳しく批判し、食べ物や適度な運動で健康を保つことができるとアピールしていた。

参加者は「体のサイズに関係なく、誰でも幸せに健康でいられると思うわ」と話した。アメリカでは、たばこや酒などと同様、肥満者についても政府が介入し、自立支援の対象にしようという動きも出ている。しかし、これら社会に厳しい風潮が新たなストレスとなって肥満が増加していると指摘する専門家もいて、現代社会の抱える複雑さを反映している。2004.08.08 (URLは家のマークを)

<早食い>肥満の元
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 管理人 WEB  - 04/8/23(月) 10:56 -

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   遅く食べる人より平均5キロ以上重く

国立健康・栄養研究所などの研究グループが全国の女子大生を対象に実施した大規模調査で、早食いの人ほど太っている傾向があることが明らかになった。とても速く食べる人は、とても遅く食べる人より平均5キロ以上、体重が重かった。「早食いは肥満の元」という言い伝えが実証される結果となった。
 
調査は97年に全国22大学の18歳の女子大生を対象に実施した。食べる速さのほか、身長・体重、食事の内容、生活習慣について聞いた。回答した1744人のうち、摂取カロリーが過多や過少な人、生活習慣についての回答が不十分な人を除く1695人分のデータを数年がかりで解析した。食べる速さは「とても遅い」「比較的遅い」「普通」「比較的速い」「とても速い」の5段階で、自己申告してもらった。申告の確からしさを調べるため、1大学(222人)で友人にも評価してもらったところ、9割以上が本人の申告とほぼ一致した。
 
解析の結果、身長と食べる速さとの相関関係がなかった一方、「とても速い」と答えた人の平均体重は55.4キロ、「とても遅い」は49.6キロで、5.8キロの差があった。体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数BMIは「とても速い」が22.0、「とても遅い」が19.6で、ゆっくり食べる人ほどやせている傾向があった。1日当たりの摂取カロリーは早食いの人ほど多く、摂取カロリー当たりの食物繊維の量は遅食いの人ほど多かった。また、早食いの人ほどダイエットに取り組んだ経験のある割合が高かった。運動習慣やたばこなどの生活習慣と食べる速度との関連はなかった。

研究は「生活習慣や運動量などのばらつきが少ない」との理由から女子大生を対象にした。現在は他世代の男女でも同様の調査を進めている。同研究所の佐々木敏・栄養所要量企画・運営リーダーは、遅食いの人ほど食物繊維の摂取量が多いことに注目し、「早食いの人たちは、食物繊維の少ない速く食べやすい食事をしているため、満腹感を感じる前に必要以上に食べてしまうのではないか。早食いの人は、自然にゆっくり食べられる食べ物を選ぶよう心がけてほしい」と話している。【永山悦子】(毎日新聞) - 8月23日

米国の肥満問題深刻、「個人の問題では済まず」
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 管理人 WEB  - 04/11/6(土) 22:28 -

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   【ワシントン=笹沢教一】米国の20歳以上の平均体重が過去10年ほどで約4・5キロ増えたため、旅客機のジェット燃料のコストが年約2億7500万ドル(約300億円)も増え、燃焼に伴う二酸化炭素が380万トンも余分に排出されるなど、経済や地球環境に深刻な負担を与えていることが疾病対策センター(CDC)の研究で明らかになった。CDCでは「肥満は個人の問題では済まなくなった」とし、連邦政府レベルで対策を強化する方針。米予防医学雑誌の最新号に発表された。

研究によると、米国の大人の体重は1988年―94年の平均値に比べ、99年―2000年の平均値が男性で約3・9キロ、女性で5・2キロ増えた。国内線で使用される平均的なジェット機の燃費をもとに計算すると、この増加分の体重は、2000年のジェット燃料消費量のうちの2・4%、3億5000万ガロン(約13億リットル)の余計な消費を生み出したことになるという。 (2004/11/6読売新聞)

米国人の体格、身長と体重ともに40年前から増大
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 管理人 WEB  - 04/11/6(土) 22:30 -

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   現代の米国人の体格は1960年時の平均と比べ、身長と体重ともに増大していることが分かった。米疾病対策センター(CDC)が27日発表した報告書によると、平均身長は男性で3.8センチ、女性で2.6センチ伸びた。また、平均体重は男性で11.2キロ、女性で10.9キロそれぞれ増えた。

報告書は、米国立保健統計センター(NCHS)が作成、米国人の平均身長と平均体重、肥満の度合いを表すBMI(体格指数)について調査し、1960年からの移り変わりを報告している。これによると、20─74歳の成人について、60年には172.7センチだった男性の平均身長が、2002年には176.5センチになった。女性の平均身長は、160.0センチから162.6センチになった。また、平均体重は男性が60年の75.4キロから86.6キロに、女性も63.6キロから74.5キロに増えた。

さらにBMIは、60年の25から28に増加。世界保健機関(WHO)の基準では、BIM25以上を「体重過重」、30以上を「肥満」と定義しており、米国人の太り過ぎの傾向が裏付けられた。2004.10.28 CNN/REUTERS/AP

脂肪からインスリン似物質
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 管理人 WEB  - 04/12/17(金) 10:14 -

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   脂肪からインスリン似物質 内臓脂肪増やし、病気も?

血中の糖分を取り込み脂肪として蓄えるインスリンと同じような働きをするホルモンが、脂肪自体から出ることを下村伊一郎大阪大教授(分泌代謝学)らが見つけ、17日付米科学誌サイエンスに発表した。
このホルモンは血糖値を下げるが、内臓の脂肪を増やすとみられ、体内での詳しい機能が分かれば、生活習慣病の予防や治療につながりそうだ。生活習慣病は内臓脂肪の蓄積で起きるものが多く、下村教授らは、その原因を調べようと内臓脂肪で多いホルモンなどの物質を探した。

その結果、これまでリンパ球を増殖するとされていたホルモンが、インスリンと似た働きをすることが分かり、「ビスファチン」と名付けた。マウスの実験で、ビスファチンを少なくすると血糖値が上がった。血糖値抑制効果は、インスリンよりは小さかった。

同じダイエット、1年続けば効果あり=米調査
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 管理人 WEB  - 05/1/5(水) 19:55 -

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   米ボストンの医療センターは4日、1つのダイエット方法を1年間続けることができる人は4人に1人に過ぎない、との調査結果を発表した。調査では、太り気味または肥満の成人40人ずつのグループを4つ作り、低炭水化物摂取や菜食など、それぞれ違った4つのダイエットを実施してもらった。具体的には、2カ月間の支援クラスに参加した後、自力で続けた結果を分析した。

結果をまとめたマイケル・ダンシンガー博士は、「4つの方法はいずれも、減量と心臓疾患のリスク要因の軽減につながった。ただ効果がみられたのは、1つの方法を1年近く継続した人に限られた」と説明。調査では4人のうち3人が、1年以内にダイエットを中断してしまったという。1年間ダイエットを続けた人たちは、平均で体重の5%にあたる4.5―9キロの減量に成功。さらに、このうち10人に1人は体重の10%にあたる11キロ以上減量した。(ロイター) - 2005年1月5日

肥満治療への道に?内臓脂肪から食欲抑える信号解明
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 管理人 WEB  - 06/3/8(水) 10:10 -

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   内臓脂肪から神経を通じて、脳に食欲を抑える信号が出ていることが、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(内分泌代謝学)らの研究でわかった。肥満の人はこの信号が弱くなっていると考えられ、回復させる方法が開発されれば、新たな肥満の治療法に道を開くと期待される。7日付の米科学誌「セル・メタボリズム」電子版に掲載される。肥満になると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の働きが悪くなることが知られている。研究チームが、肥満状態にしたマウスの内臓脂肪の細胞に、活動を活発化させる遺伝子を組み込んだところ、レプチンの働きが戻り、食事量は10分の1に減少、体重も数日で約1割減った。

一方、内臓脂肪と脳を結ぶ神経を切断すると、同様に遺伝子を組み込んでもレプチンの働きは回復せず、この信号がレプチンの働きを制御し、食欲を調節していることがわかった。

片桐教授は「肥満の人に食事・運動療法を指導してもうまくいかないことが多い。神経を刺激する方法を見つけ、新しい治療法を開発したい」と話している。(2006年3月8日3時3分 読売新聞)

ワクチンで肥満防止、日米チームが動物実験に成功
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 管理人 WEB  - 06/8/1(火) 23:56 -

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   【ワシントン=増満浩志】ワクチンで体重増加を抑える動物実験に、米スクリプス研究所(カリフォルニア州)と大阪市立大の研究チームが成功した。通常のワクチンは病原体を標的とする免疫物質を体内に生成させるが、新ワクチンで標的となるのは、エネルギー消費を抑える体内のホルモン「グレリン」。同研究所のキム・ジャンダ教授は「さらに実験を重ね、1年半後に人間を対象とした臨床試験へ入りたい」と話している。

チームは、グレリンの全体や一部を別のたんぱく質と結合してラットに接種した。その結果、グレリンを「異物」と認識して攻撃する免疫物質(抗体)が体内に生成。1日当たりの体重増加は、同じ量のえさを食べた通常のラットと比べ、約3割に抑えられた。
(読売新聞) - 8月1日12時36分

早食いは肥満のもと 名大グループ調査
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 管理人 WEB  - 06/8/13(日) 18:28 -

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   早食いをすると、それだけで肥満を招きやすくなることが、名古屋大グループの調査でわかった。早食いで太るのは、満腹感を感じないうちに食べる量が増えてしまうのが主因だと考えられてきたが、ゆっくり食べる人たちと同じ量をとったという前提で計算し直しても同様の結果だった。
  
玉腰浩司・助教授(公衆衛生学)、大学院生の大塚礼さんらが、愛知県内に住む35〜69歳の男性3737人、女性1005人から、身長や体重、食事内容や運動習慣といったデータを集めた。食べる速さは「かなり遅い」「やや遅い」「ふつう」「やや速い」「かなり速い」の5段階で申告してもらった。データを分析すると、食べるのが速い人は食べる量も確かに多かったが、グループは、食べる量の違いが体重に与える効果を統計的に除去。同様に運動習慣の効果も消し、純粋に食べる速さと肥満との関係を求めた。その結果、食べる速さが「ふつう」の男性の平均的な身長である168.3センチで見ると、「ふつう」の人(体重64.8キロ)に対し、「かなり速い」人は3.9キロ重く、「かなり遅い」人は3キロ軽い計算となった。女性では、156.6センチで「ふつう」の人(52.8キロ)に対し、「かなり速い」は3.2キロ重く、「かなり遅い」は2.7キロ軽かった。

早食いそのものが肥満を招く理由はまだよくわかっていない。早食いだと、エネルギーの取り込みを促進するホルモン、インスリンが過剰に分泌される可能性などが考えられるという。グループの豊嶋英明教授は「早食いのくせは若いうちに身についているようだ。よくかんでゆっくり食べる習慣を、子どものころから身につけてほしい」と話す。 2006年08月12日20時00分

肥満学会 日本の研究者初受賞
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 管理人 WEB  - 06/9/4(月) 18:10 -

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   ヴィレンドルフ賞は国際肥満学会が肥満の臨床分野で優れた業績を上げた研究者に贈る賞で、松澤理事長は、脂肪細胞から分泌されるたんぱく質「アディポネクチン」を発見し、メタボリック症候群や生活習慣病を防ぐ働きを解明したことが評価されたもので、日本人の受賞は初めてです。松澤理事長は、4日午前、国際肥満学会で行った受賞記念の講演で、運動量が多い相撲の力士の内臓には脂肪が蓄積していない点を指摘し、外見的な肥満よりもむしろ内臓脂肪の健康への影響に注目するべきだと訴えました。そのうえで、アディポネクチンの分泌が増えれば、内臓脂肪の蓄積により生活習慣病を招くメタボリック症候群の予防に有効なだけでなく、肝機能障害や一部のがんまで防ぐ働きがあるという研究結果を報告しました。受賞後のインタビューで、松澤理事長は「脂肪細胞の機能をきめ細かく研究したことが注目されたのだと思う。アディポネクチンが今後、多くの病気の治療に生かされることを期待している」と話していました。 2006年 9月4日 NHK NEWS

「肥満防止憲章」WHOと欧州など50国が採択
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 管理人 WEB  - 06/11/18(土) 10:08 -

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   【ジュネーブ=渡辺覚】世界保健機関(WHO)と欧州、中央アジアの約50国は16日、イスタンブールで開いた閣僚会議で、高カロリー食品の広告規制などを盛り込んだ「欧州肥満防止憲章」を採択した。「史上初の試み」(WHO)という憲章制定による肥満対策の成果は、来年以降のWHO総会などで世界各国に報告される。前文と3章12条から成る憲章は、「肥満の流行は、公衆衛生上の最も深刻な課題の一つ」と位置づけ、医療費の増大や生産性の低下などによって、社会・経済の発展に多大な影響を及ぼすと指摘。各国による国境を越えた取り組みと連携の推進を規定した。

具体的に憲章は、<1>子どもたちへの高カロリー飲食品の広告・販売規制の導入<2>無糖・無塩食品や健康食品の生産支援<3>サイクリングロードや遊歩道の整備・拡大――など、政府レベルで取り組むべき施策を明記。細目にわたる行動計画の策定を決め、5年以内に目に見える成果を達成し、2015年までに肥満の増加傾向に歯止めをかけることを目標に据えた。世界の肥満人口は10億人以上と推計され、心臓・血管疾病などの誘因として、先進国を中心に深刻化。欧州では、2010年には肥満人口が成人の20%、青少年の10%に達すると見られている。(2006年11月17日23時33分 読売新聞)

ディズニーが肥満対策 ポテトなくし健康食品へ
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 管理人 WEB  - 06/11/18(土) 10:10 -

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   【ワシントン=渡辺浩生】「ディズニーランド」を展開する米ウォルト・ディズニー社は16日、園内のレストランで提供する子供向けメニューを脂肪や糖分を制限した健康食に切り替えると発表した。フライドポテトはニンジンに、炭酸飲料は果汁100%ジュースや低脂肪乳に変わる。米国では子供の肥満が社会問題化しており、子供への影響力を持つディズニーの対策は食品産業全体に波及しそうだ。

新基準によると、子供向けメニューの脂肪分は総カロリーの30%以下、糖分や動脈硬化の原因とされる飽和脂肪酸は10%以下に抑える。ミッキーマウスなどキャラクターを使ったお菓子にも糖分などの基準を設け、2008年末までに契約業者に履行を義務付ける。米疾病管理センター(CDC)によると、米国では成人の32%、児童の17%が肥満とされ、フライドポテトやハンバーガーなど高脂肪食や、糖分の多いソフトドリンクの取りすぎが原因とされている。ディズニーは「肥満の原因とされる企業との提携は社会的責任に反する」として今夏、マクドナルドとの間のキャラクター使用や映画提携契約を打ち切っている。(10/17 22:30)

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